熊本市長に大西一史氏再選確実 共産推薦の新人破る

大西一史氏

 任期満了に伴う熊本市長選は18日投開票の結果、無所属の現職大西一史氏(50)=自民、公明推薦=が、無所属新人で元市議の共産党熊本地区委員長重松孝文氏(71)=共産推薦=を破り、再選を確実にした。2016年の熊本地震発生以降初めての市長選で、震災復興が主な争点だった。

 熊本市では10月末時点で依然約1万2千人が仮設住宅などで仮住まいを続けており、住まいの確保など被災者支援の加速化が課題となりそうだ。

 大西氏は与党の推薦を得て、組織戦を展開した。連合や業界団体も支持し、遊説には多くの県議、市議が応援に加わった。


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