米大統領、初の山火事現地入り 「モンスター」と猛威強調

17日、米カリフォルニア州ビュート郡の火災現場で、ブラウン州知事(右)、ニューソム次期知事(左)と話すトランプ大統領(AP=共同)

 【サンディエゴ共同】トランプ米大統領は17日、山火事で甚大な被害が出ている西部カリフォルニア州サンフランシスコ北方のビュート郡の現場を視察した。火事を「モンスター(化け物)」に例え、州史上最悪の犠牲者を出した火災の猛威を強調した。8日発生した山火事を受けて、トランプ氏が現地入りしたのは初めて。

 同郡では少なくとも71人の死亡が確認されたほか、約千人が安否不明となっている。ロサンゼルス郊外の山火事では3人が死亡し、同州全体の犠牲者は計74人に上った。

 トランプ氏は「このようなカリフォルニアは見たことがない」と発言。住民の支援や復興に力を入れる考えを示した。


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