2018年11月17日 20:01 | 無料公開
稲佐の浜で営まれた八百万神を迎える「神迎神事」=17日夜、島根県出雲市
全国から八百万神が出雲大社(島根県出雲市)に集まるとされる旧暦10月10日の17日夜、同市の稲佐の浜で「神迎神事」があった。暗闇にかがり火がたかれる中、神職が祝詞をあげ神々をサカキに宿らせた。
旧暦10月は各地の神々が留守になるため神無月といわれる一方、神々が集まる出雲地方では「神在月」と呼ばれる。
海からやって来るとされる神々を迎え終わると、神職がサカキを白い絹の布で覆い、観光客らと出雲大社に続く約2キロの「神迎の道」を進んだ。
稲佐の浜は出雲大社に祭られる大国主命が、天照大神の使者と国譲りの話し合いをした場所とされる。