KYB新たな不正も検査員関与か 上層部の調査継続

 KYBグループで発覚した新たな検査データ改ざん疑いに、工場の検査員が関与していた可能性があることが16日、分かった。10月に公表した不正でも検査員が関わっていた。外部の調査委員会は引き続き、上層部の関与や黙認についても調べる。

 新たな不正は、検査機器のプログラムを使ってデータを書き換える手口だったとみられる。07年以降に子会社から出荷した装置が対象で、5人のうち、何人かが関与していた疑いが強いという。

 KYBは10月末、外部弁護士の調査で新たな不正の疑いを把握し、11月14日に国に報告。調査は追いつかず、15日の公表では物件数などは明らかにできなかった。


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