2018年11月16日 19:45 | 無料公開
ウナギの稚魚シラスウナギ(第11管区海上保安本部提供)
絶滅の恐れがあるウナギの流通を適正化しようと、稚魚のシラスウナギの問屋による業界団体「日本シラスウナギ取扱者協議会」の設立総会が16日、東京・新橋で開かれ、会員が扱う稚魚が適正な流通であることを示す証明書を12月にも発行する方針を決めた。密漁などの不適切な流通を防ぐ仕組み作りを急ぐ。産地などが確かなウナギを食べられることにつながりそうだ。
ウナギを巡っては、業者が養殖するシラスウナギの量が、許可を得て採捕された量よりも多いとされ、密漁が横行しているとの疑念も出ている。稚魚の問屋が結束することで流通を透明化し、消費者の不安を拭い去るのが狙い。