米副大統領と中国首相が接触 数分間立ち話、非難に反論か

ASEAN諸国の代表団と歓談するペンス米副大統領(中央)=15日、シンガポール(ロイター=共同)

 【シンガポール共同】ペンス米副大統領と中国の李克強首相は15日、シンガポールで開かれた東アジアサミットの会場で数分間立ち話をした。内容は明らかにされていないが、ペンス氏は10月に中国の海洋進出や政治体制を激しく非難する演説を行っており、李氏が反論した可能性もある。

 両者は会議の記念撮影の後に歩み寄った。通訳を介さず、李氏が身ぶりを交えて話し掛ける姿が確認された。

 中国外務省の華春瑩副報道局長は15日の記者会見で、李・ペンス両氏の接触について「よく分からない」としつつ「中国は全ての指導者と交流を絶やさず、相互理解や信頼を深めるよう望んでいる」と述べた。


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