首相、1月下旬にロシア訪問 平和条約締結へ首脳会談

 安倍晋三首相は来年1月下旬にロシアを訪問する方向で調整に入った。プーチン大統領と会談し、1956年の日ソ共同宣言を基礎とした平和条約締結と北方領土返還交渉を進展させたい考え。スイスで22〜25日に開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)への出席も想定している。日本政府関係者が15日、明らかにした。

 今月30日から12月1日までアルゼンチンで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合の際に日ロ首脳会談を行うことで合意しており、14日にシンガポールで行った会談を合わせ、約2カ月の短期間に3回のトップ交渉を重ねることになる。


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