「よみがえれ」と切り付け 中1男女殺害、被告人質問

 2015年8月に大阪府寝屋川市の中学1年の男女を殺害したとして、殺人罪に問われた山田浩二被告(48)の大阪地裁(浅香竜太裁判長)の裁判員裁判は14日午後も被告人質問が続き、平田奈津美さん=当時(13)=に約50カ所の切り傷があったことについて「傷つけてショックを与えたらよみがえるんじゃないかと思った。よみがえれという一心だった」と説明した。

 星野凌斗さん=同(12)=の遺体に粘着テープを巻き付けた理由を問う弁護側の質問には「透明になって消えちゃうイメージがあった」と述べた。

 被告は今月1日の初公判で殺意を否認し、殺人罪の成立を争っている。


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