厚労相「薬物依存、真の理解を」 ドラマで物議、衆院の答弁で

 14日に開かれた衆院厚生労働委員会で、根本匠厚労相が薬物依存症患者について「正しい理解の普及に努めたい」と言及する一幕があった。テレビ朝日の人気刑事ドラマ「相棒」シリーズで、薬物依存症の女性が人を殺害するシーンが放映されたことに関連した野党議員への質問への答弁。

 ドラマでは薬物依存症の女性がハンマーで刑事を殴って奇声を発する場面があり、取り調べ中に自身を「シャブ山シャブ子」と名乗るくだりもあった。質問した初鹿明博氏(立民)は「薬物依存の方への偏見を助長するのではないか。こういう描写は慎むように要請してもらいたい」と述べた。


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