遺族「労災死の原因、説明を」 駒井ハルテックに、会見で訴え

山本慎也さんの遺影を前に記者会見する母美保さん=14日、東京都千代田区

 東証1部上場の橋メーカー、駒井ハルテック(本社・東京)の和歌山工場で、鋼材の下敷きになって死亡した男性社員の遺族が14日、都内で記者会見し、「会社から納得できる原因の説明はない。命を軽視している」と訴えた。

 遺族や弁護士によると、2017年2月、和歌山県の山本慎也さん=当時(22)=は約500キロの板状の鋼材を溶接して取り付ける作業中、倒れた鋼材の下敷きになり、死亡。今年10月に労災と認定された。

 駒井ハルテックの広報担当者は「遺族には事故の状況を丁寧に説明してきている。今後も真摯に対応したい」とコメントした。


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