2018年11月14日 14:40 | 無料公開
左からヌオン・チア元人民代表議会議長、キュー・サムファン元国家幹部会議長（特別法廷提供・共同）
【プノンペン共同】カンボジアの旧ポル・ポト政権による１９７０年代の大虐殺を裁く特別法廷が１６日、少数民族虐殺などの罪に問われた元最高幹部２人に一審判決を言い渡す。正式発足から１２年が経過した同法廷で、２人は別の罪での終身刑が既に確定。長期化する審理に、国民や国際社会の関心は薄れつつある。
２人はヌオン・チア元人民代表議会議長（９２）とキュー・サムファン元国家幹部会議長（８７）。特別法廷は二審制で、審理を効率的に進めるために、２人に関し少数民族虐殺などの罪と都市住民の強制移住を巡る罪を分離して審理。強制移住を巡っては２０１６年１１月に終身刑が確定した。
