2018年11月14日 08:44 | 無料公開
広島県廿日市市の阿品台東小で朝食を食べる児童=14日午前
学力向上のため小学生に無料の朝食を提供する広島県のモデル事業が14日、廿日市市の阿品台東小で始まった。県によると、全国初の試み。朝食を食べない子どもは食べる子に比べ、学力調査の正答率が低い傾向があり、県は希望する全ての小学生らに広げたい考えだ。
阿品台東小ではパンやシリアルなど調理の不要な朝食を地域のボランティアが週1回用意し、食材は協力企業が無償で提供する。
県によると、県内の小学6年生の約5%が朝食を食べずに学校へ来ている。共働きや核家族化の影響で朝食を食べる習慣がない子が増えていることが背景にあるという。
県は来年3月までに数校で同様の事業を行う。