ロヒンギャ帰還で支援要請 ASEAN会議でスー・チー氏

13日、ASEAN首脳会議の開幕セレモニーで記念撮影する首脳ら=シンガポール(ロイター=共同)

 【シンガポール共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が13日、シンガポールで開かれた。加盟国ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャの迫害問題に関心が集まり、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は、隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャのミャンマー帰還に対する支援を要請した。

 外交筋によると、出席者からは問題解決に向けASEANが積極的に関与するよう求める意見が相次いだ。マレーシアのマハティール首相は、ミャンマーの対応に「頭にきている」と述べ、強く批判した。

 バングラデシュに逃れたロヒンギャの集団帰還は15日にも始まる。


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