スマホで駐車完全自動化 研究機関が次世代システム公開

自動駐車システムについて説明する担当者=13日、東京都港区

 日本自動車研究所は13日、高級ホテルなどで車の駐車を係員に任せる「バレーパーキング」を、スマートフォンなどを使って完全自動化した次世代システムを東京・お台場の商業施設で公開した。特定の場所で運転を完全に自動化する「レベル4」の自動運転技術の実用化を目指し、来年度から専用車と専用駐車場での実現を目指す。

 実演したのは、通信機能を持つ車が運転手なしで、地面に置いたマークに沿って進み、管制センターが指示した位置に入ったり出たりするシステム。スマートフォンの画面で「入庫」や「出庫」をタップすれば、車が自動で走行し、ハンドルの切り返しも行う。


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