容疑者の男、ISの影響受ける 豪3人死傷のテロ

 【シドニー共同】オーストラリア南東部メルボルン中心部の繁華街でナイフを持った男が通行人を刺して1人が死亡、2人が負傷した事件で、警察は10日、射殺した容疑者の男は過激派組織「イスラム国」(IS)の影響を受けていたが、ISと直接の関わりはなかったと明らかにした。

 警察はテロとみており、男をハッサン・カリフ・シャイア・アリ容疑者(30)と発表した。1990年代にソマリアから渡ってきた移民で、ISの宣伝に影響され、過激な思想を持っていた。2015年にはシリアに渡航しようとしたため旅券の効力を取り消されていた。


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