原発再稼働に反対市長が不出馬へ 東海第2、周辺の茨城県那珂市

茨城県那珂市の海野徹市長

 日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働に反対している同県那珂市の海野徹市長(69)は10日、来年1月27日告示、2月3日投開票の市長選に立候補しない意向を明らかにした。共同通信の取材に答えた。家族が出馬に反対しているという。

 再稼働を巡っては今年3月、原発が立地する東海村のほか、那珂市や水戸市を含む計6市村が事前同意権を持つ安全協定を原電と締結。海野氏は10月、「完璧な避難計画を作成するのは不可能だ」として、再稼働への反対を表明していた。


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