豊洲市場、スムーズな出だし 取引量変わらず、渋滞は減少

開場した豊洲市場=10月、東京都江東区

 東京都江東区の豊洲市場が旧築地市場(中央区)から移転、開場してから11日で1カ月を迎える。オープン直後は道路渋滞で混乱したが、徐々に解消。取引量もほとんど変わらず、スムーズな出だしとなった。

 豊洲市場は近くに地下鉄の駅がなく、開場日の周辺道路は車であふれた。しかし、それぞれの移動ルートが周知されるとともに渋滞は減少。11月4日には豊洲から旧市場跡地を通る環状2号線が暫定開通し、物流も改善された。

 10月中の水産物の1日平均取扱量は約1300トンで、旧市場と同水準。見学者も連日、数千人に上るといい、都の担当者は「順調なスタートを切っている」と話す。


  • LINEで送る