ロシアでアフガン和平会合 政府窓口、タリバンが参加

9日、モスクワでのアフガニスタン和平会合に参加した(左から)アフガン政府の「高等和平評議会」関係者とロシアのラブロフ外相、タリバンの関係者(タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシア政府主催のアフガニスタン和平に関する国際会合が9日、モスクワで開催された。アフガン政府の和平交渉窓口「高等和平評議会」と反政府武装勢力タリバンの政治部門代表らが参加した。2001年に政権を失ったタリバンが公の場で発言するのは異例で、15年7月を最後に途絶えているアフガン政府とタリバンの直接交渉再開につながるかが焦点となる。

 会合冒頭でロシアのラブロフ外相は、アフガンで対立する当事者が会合に出席したことは「対話開始に有益だ」とあいさつ。ロシアが招待した中国、インド、イラン、パキスタン、中央アジア5カ国の代表も参加した。


  • LINEで送る