香港、英紙FT記者の入境拒否 独立派講演主催で制裁か

 【広州共同】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)などによると、香港の外国人記者クラブ(FCC)の副会長を務める同紙のビクター・マレット氏が8日、香港当局に入境を拒否された。マレット氏は就労査証(ビザ)の更新を拒まれ、10月に香港を出ていた。FCCが香港独立派の講演を主催したことが背景にあるとみられる。

 FCCは9日「不当な制裁で根拠がない」として、入境拒否の理由の開示を求める声明を発表。地元メディアによると、英国総領事館は査証問題を注視しているとした上で「このようなやり方は香港の言論の自由を破壊する」と批判した。


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