米中、外交安保対話開催へ 対立で延期、緊張緩和模索

 【ワシントン共同】米中両政府は9日、ワシントンで閣僚級の「外交・安全保障対話」を開く。当初は10月に北京で開催予定だったが、両国の対立激化で延期されていた。対話の仕切り直しにより、通商面から安全保障分野にまで拡大した緊張を緩和させる狙いがあるが、溝がどこまで埋まるかは不透明だ。

 米国からポンペオ国務長官とマティス国防長官、中国からは外交担当トップの楊潔チ共産党政治局員と魏鳳和国務委員兼国防相が出席。

 米国は南シナ海で中国が進める軍事拠点化に反対する考えを改めて伝えるとみられるが、中国側が歩み寄る可能性は低い。


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