福岡で高速鉄道フォーラム 有望輸出先に利点アピール

福岡市で開かれた高速鉄道に関する国際フォーラムで登壇したJR東海の葛西敬之名誉会長(右)=8日午後

 新幹線技術の海外展開を目指すJR東日本やJR東海のトップらが参加する国際フォーラムが8日、福岡市で開かれた。会合には日本が有望輸出先と位置づけるインドやタイの政府関係者らが招かれ、日本の新幹線が誇る高い安全性や、高速鉄道の開通により経済活性化が期待できるといった利点をアピールした。

 会合では、複数の高速鉄道の敷設計画があるインドの事例も紹介。日本の新幹線技術の導入を目指すJR東日本の冨田哲郎会長は「都市開発といった波及効果も期待できる。安全な運行を支える人材育成や訓練について経験を伝えたい」と意欲を示した。


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