成人男性に風疹対策を 専門家が厚労省に要望

 流行拡大が続く風疹について、日本小児科学会や日本産科婦人科学会など17団体が加盟する予防接種推進専門協議会は7日、職場の健康診断で風疹に対する免疫を調べる抗体検査を行うなど、企業と連携して流行の中心となっている30〜50代の男性への対策をすべきだとの緊急要望書を、厚生労働省に提出した。

 ワクチン接種が受けられない妊婦の感染を防ぐことが目的。接種率が低く免疫が十分でない年代の成人男性を対象に、費用助成があり、副作用の救済もされる接種制度を作ることも要望した。

 また、ワクチンが不足する恐れがあるため、直ちにメーカーに増産を依頼すべきだとした。


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