94歳元ナチ看守の裁判開始 収容所での殺害問われる

 【ベルリン共同】第2次大戦中、ナチスの強制収容所で看守を務め、数百人の収容者の殺害に関与したとして殺人ほう助罪に問われた元ナチス親衛隊(SS)の男(94)の公判が6日、ドイツ西部ミュンスターの裁判所で始まった。ドイツメディアが伝えた。

 男は18歳だった1942〜44年、ナチス占領下のポーランド北部にあった強制収容所で勤務。現地ではガス室や飢えなどにより、ポーランド人収容者らが殺された。男は収容所での勤務は認めたが、殺害への関与は否認しているという。


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