徳島の高速バス、乗客50分放置 運転拒否、指導に逆上

 海部観光(徳島県美波町)の高速バスで、運転手が同乗した指導員の指示に逆上して運転を途中でやめ、乗客が兵庫県・淡路島のパーキングエリア(PA)で約50分間待たされていたことが6日、分かった。四国運輸局は10月24日付で、同社と運行を担っていた関連会社に文書警告の行政処分をした。

 海部観光によると、50代の男性運転手が6月、徳島県阿南市から大阪空港に向かうバスを運転中、高速道路を低いギアで走行していたことを指導員が注意。運転手はこれに逆上して勝手に淡路島のPAでバスを止め、運転を拒否した。

 運転手は同社に入社したばかりだったが、他のバス会社で運転歴があった。


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