米協会会長内定の福田氏が会見 アジアなどの会員増目指す

アジア人初のIEEE会長就任が内定し、記者会見する名城大の福田敏男教授=6日午後、名古屋市

 世界最大級の技術者組織で、米国に本部がある電気電子技術者協会(IEEE)の会長にアジア人で初めて就任することが内定した名城大の福田敏男教授(69)が6日、同大学で記者会見し「東南アジアやアフリカの人たちが入会しやすいよう会費を下げ、会員数を増やしたい」と抱負を語った。

 IEEEは160カ国以上、約42万人の会員が所属し、アジアとオセアニアの会員は約13万人。

 福田氏は10月にあった会長選挙で、会費の見直しやインターネット上で誰でも受講できる「IEEE大学」の創設などを訴えて当選。11月中旬の理事会で就任が正式に決まる。任期は2020年1月からの1年間。


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