9月の消費支出1・6%減 災害相次ぎ3カ月ぶり減、総務省

1世帯当たりの消費支出増減率

 総務省が6日発表した9月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は27万1273円となり、物価変動を除いた実質で前年同月比1・6%減となった。台風上陸で外出する機会が減ったほか、北海道地震の影響で旅行も控えられた。マイナスは3カ月ぶり。

 総務省は消費の基調判断を「持ち直してきている」から「持ち直しの動きに足踏みがみられる」へと5カ月ぶりに下方修正した。担当者は天候不順などは一時的な要因とし「トレンドの位置づけが大きく変わったとはみていない」と話した。

 項目別では、「保健医療」が7・4%減と減少率が最も高かった。


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