2018年11月6日 23:03 | 無料公開
5日、イラン制裁を巡り、ワシントンで記者会見するポンペオ米国務長官(左)ら(AP=共同)
【ワシントン、テヘラン共同】トランプ米政権は5日、イランの原油、金融、海運部門との取引を禁じる制裁を再発動した。イラン核合意に伴い2016年に解除された米制裁を全面的に復活させ、核開発の完全停止へ最大限の圧力をかけた。ポンペオ国務長官は記者会見し、シリア内戦介入などの「有害な活動の資金源を遮断する」と強調、日本など8カ国・地域には原油禁輸の適用を除外し、限定容認すると発表した。適用除外期間は180日。
イランのロウハニ大統領は「われわれは経済戦争のさなかにある」と述べ、徹底的に対抗する考えを示した。米イラン関係の緊張により、原油相場高騰などが懸念される。