9月中間決算、最高益更新へ 上場646社集計、3・2%増

 上場企業の2018年9月中間決算が、2年連続で過去最高益を更新するペースで推移していることが5日分かった。東京証券取引所第1部に上場する3月期決算企業のうち、2日までに中間決算を発表した646社(全体の44・0%)をSMBC日興証券が集計した。景気回復の底堅さが追い風となり、堅調な製造業が全体をけん引した。ただ米国と中国の貿易摩擦をはじめ先行きへの警戒感は強く、業績拡大には減速感も漂っている。

 646社の純利益の合計は前年同期比3・2%増。製造業は13・4%増と好調だったが、非製造業はエネルギー価格や人件費の上昇が響き4・5%減となり明暗が分かれている。


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