イタリア、暴風雨の死者20人に 悪天候1週間続く、川氾濫も

イタリア・シチリア島で、氾濫した川の水が直撃して9人が死亡した家屋=4日(AP=共同)

 【ローマ共同】イタリア各地で大雨や暴風などによる被害が相次ぎ、南部シチリア島では洪水が起きこれまでに12人が死亡、コンテ首相は4日、10月27日から約1週間続いている悪天候による死者は全土で計29人に上ったと明らかにした。

 北部ベネト州では強風により約1400万本の木が倒れたといい、山から流入したとみられる多数の木がダムの水面を埋め尽くす映像が報じられた。

 シチリア島パレルモ近郊では今月3日、大雨で氾濫した川の水が家屋を直撃し、親族ら9人が死亡したほか、車に乗っていた1人も水にのまれ死亡した。死者には1歳と3歳の子どもも含まれるという。


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