ニューカレドニアで4日住民投票 フランスからの独立の是非問う

ニューカレドニアを訪れ式典に出席するフランスのマクロン大統領(中央)=5月(AP=共同)

 【シドニー共同】南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニアで4日、フランスからの独立の是非を問う住民投票が行われる。これまでの世論調査では「フランス残留」を望む声が多数とされるが、賛成が過半数となれば、1977年のアフリカ東部ジブチ以来となるフランスからの独立に向かう。

 ニューカレドニアは1853年にフランスが併合。1970年代後半に先住民のカナクを主体とした独立運動が活発化し、多数の死傷者を伴う衝突も発生した。88年のフランス国民投票で10年以内の独立に関する住民投票実施が可決されたが、98年の「ヌメア協定」で住民投票は最大20年先送りされた。


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