パイロットの飲酒基準強化 国交相、厳格指導の意向

石井啓一国交相

 日航の副操縦士が英国で逮捕されるなどパイロットの飲酒に関する問題が相次いだことを踏まえ、石井啓一国土交通相は2日の閣議後記者会見で、諸外国の基準を踏まえて飲酒の基準強化を図る考えを明らかにした。アルコール検査の義務化や、これまでなかった基準値の新設を検討している。石井氏は「航空会社への安全監査を通じて厳格に指導監督し、運航の安全に万全を期したい」と述べた。

 一方、日航は、英国で逮捕された副操縦士が自社のアルコール検査を不正にすり抜けた疑いがあるとして、パイロット同士で相互確認していた方法を、空港スタッフを交える確認方法に改めた。


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