男性公務員の育休10% 過去最高も目標下回る

宮腰光寛国家公務員制度担当相

 宮腰光寛国家公務員制度担当相は2日の記者会見で、2017年度に育児休業を新たに取得した男性の国家公務員の割合が10・0%だったと発表した。前年度より1・8ポイント増えて過去最高を更新した。政府が20年までの達成目標とする13%は下回った。

 府省庁別では、厚生労働省(42・7%)や財務省(31・3%)などで取得率が高く、防衛省、警察庁(共に2・4%)や国土交通省(7・0%)などが低かった。妻の産休中に男性公務員が計5日以上の休暇を取得した「男の産休」は51・9%と12・8ポイント増え、初めて過半数に達した。


  • LINEで送る