2018年11月1日 18:23 | 無料公開
第6回古代歴史文化賞の大賞を受賞した犬飼隆元愛知県立大教授(右)=1日午後、東京都千代田区
一般読者にも分かりやすい古代史の本を表彰する「古代歴史文化賞」の選定委員会は1日、第6回大賞に、犬飼隆元愛知県立大教授の「儀式でうたうやまと歌 木簡に書き琴を奏でる」(塙書房)を選んだ。
和歌の起源について、木簡の分析などを通じ、儀式で歌われていた歌が次第に日本古来の歌として認識されていったとの説得力ある仮説を提示したことが評価された。
古代歴史文化賞は、古代史にゆかりが深い三重、奈良、和歌山、島根、宮崎の5県による共同事業。