2018年11月1日 18:14 | 無料公開
【ベルリン共同】ドイツの消費者団体は1日、ディーゼル車の排ガス規制逃れ問題を巡り、同国自動車大手フォルクスワーゲン(VW)を提訴した。1日施行の新法に基づき、ディーゼル車所有者が不正で損害を受けたとして所有者を代表する形で責任を追及、賠償につなげる。所有者数万人が加わるとみられ、多数の訴訟を抱えるVWにとって新たな痛手となる。
原告は消費者団体の全国組織VZBVと、日本自動車連盟(JAF)に相当するドイツ自動車連盟(ADAC)。違法ソフトを使ったディーゼルエンジン「EA189」を搭載した車が対象で、アウディなど傘下のブランドにも適用される。