火災はケーブル異常発熱か、新潟 柏崎刈羽原発トンネル内

柏崎刈羽原発のトンネル内で焼けたケーブル=1日午前、新潟県柏崎市(東京電力提供)

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)のトンネル内で起きた火災について、東電は1日、内部を通るケーブルの継ぎ目に過大な電流が流れるなどして異常に発熱し、火災になった可能性があると明らかにした。

 東電によると、焼けたのは外部から7号機に電力を供給するケーブルで、被覆材が焼けて露出した状態だった。普段は通電しないが、設備の試験のため9月から通電していたという。東電は「管理を徹底し、原因調査に取り組む」とした。

 火災は1日午前6時半ごろ発生。トンネルは放射線管理区域外の地下にあり、放射性物質の外部への漏えいはないという。


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