「夫婦別姓選べる社会を」 NYでサイボウズ青野社長が訴え

本名と旧姓がそれぞれ書かれた新旧のパスポートを示す「サイボウズ」の青野慶久社長=10月31日、米ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】夫婦別姓を選択できないのは戸籍法の欠陥で憲法違反だとして、国に対し損害賠償訴訟を起こしている東京のソフトウエア開発会社「サイボウズ」の青野慶久社長(47)が10月31日、米ニューヨークで会見し「子どもの頃から使い慣れた名前を安心して使い続けられる社会にしたい」と述べ、選択的夫婦別姓の導入を訴えた。

 自民党の一部の国会議員が「家族の形が壊れてしまう」「個人主義が進む」などとして導入に強く反対しているとの認識を示し「結婚して同姓にすることを強制しているのは日本とジャマイカぐらい。ニューヨークからぜひ日本に外圧をかけてもらいたい」と語った。


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