日航副操縦士、英国で逮捕 大量飲酒、検査不正にすり抜けか

乗務員の飲酒による法令違反について、記者会見で謝罪する日本航空の進俊則運航本部長(中央)ら=1日午後、国交省

 日航は1日、現地時間10月28日出発のロンドン発羽田行き日航44便に乗務予定の男性副操縦士(42)が、呼気から英国の運輸関係法令で基準値の10倍を超えるアルコールを検出され、現地の警察当局に逮捕されたと発表した。出発の約1時間40分前の日航による検査で異常はなかった。日航は不正にすり抜けた疑いがあるとみている。ロンドン警視庁によると、基準値超の状態で航空機を操縦しようとした疑いで訴追された。

 日航によると、44便は現地時間の28日午後7時出発予定。副操縦士は27日午後6時から28日午前0時まで、ワイン2本と缶ビール5本を飲んだと説明した。


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