米大学、中国人民大との交流中断 学問の自由懸念

 【香港共同】英紙フィナンシャル・タイムズなどは30日までに、中国人民大が労働者の抗議活動への支持を表明した学生らを処罰したとして、学問の自由に対する懸念を理由に、米コーネル大が人民大との学術交流事業を中断したと伝えた。

 人民大を含む中国各地の学生ら数十人は今夏、広東省の溶接機製造会社を解雇された元労働者の支援活動を展開。同大は活動参加者やインターネット上で労働者の権利について討論した学生らを処罰したという。

 コーネル大の関係者は「学問の自由に対する重大な侵害」と批判している。


  • LINEで送る