水戸岡氏デザインの観光列車 平成筑豊鉄道で来春から

福岡県の第三セクター「平成筑豊鉄道」が運行する観光列車「ことこと列車」の内装イメージ(ドーンデザイン研究所提供)

 福岡県の第三セクター「平成筑豊鉄道」は29日、来年3月からランチ付きの観光列車「ことこと列車」を運行すると発表した。列車のデザインに定評のある水戸岡鋭治さんが欧風クラシックを意識した内装や外装を手掛け、関係者は「新たな観光客を掘り起こしたい」と期待する。

 水戸岡さんによると、車体は濃い赤に塗装して磨き上げ、周りの風景が映り込むように加工。内装は天井にステンドグラスをはめ込み、「田園風景にマッチした列車」を目指す。

 時速20キロ以下で約3時間半走行。土日と祝日に年間約120本を予定し、初回は直方―行橋間を運行。季節ごとに走行コースを変更する。


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