三徳山三仏寺で炎の祭典、鳥取 火渡りで健康祈願

三徳山三仏寺の炎の祭典で、火の上を素足で渡る子どもたち=28日、鳥取県三朝町

 鳥取県三朝町の三徳山三仏寺で28日、願い事を書いた護摩木を火にくべる法要や、火の上を素足で渡り健康を祈る火渡り神事などを行う炎の祭典が開かれた。

 法要では訪れた人々が護摩木に「仕事がうまくいきますように」「良縁祈願」などの願い事を記入し、行者がお経を唱えながら炎に投げ入れた。火渡り神事では、子供から大人まで行者の手を借りながら炎で燃えた木の上を素足で歩き健康を祈願した。

 大阪市の会社経営布谷和代さん(70)は「不思議な体験に涙が出てきた。病気をしているがパワーをもらえて良くなった気がする」と声を弾ませた。

 三仏寺は断崖絶壁に立つ国宝「投入堂」で知られる。


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