2018年10月26日 19:13 | 無料公開
【北京共同】安倍晋三首相と中国の李克強首相は26日、北京の人民大会堂での会談で、新たなジャイアントパンダの日本側への貸し出しに向けた協議推進で合意した。会談後、同行筋は「中国側は仙台と神戸への貸与要請に理解を示していた」と記者団に説明した。
貸与が実現した場合の受け入れ先は仙台市の八木山動物公園、神戸市立王子動物園が候補となっている。日中両政府は、パンダ貸与の環境整備を図るための覚書の交渉を進める。覚書がまとまれば、パンダの早期貸与が実現する見通しだ。
日本への新たなパンダの貸し出しは、2011年の日中首脳会談で合意後、沖縄・尖閣諸島の問題で滞っていた。