相撲協会、暴力決別宣言 最終報告受け委員会設置も

暴力問題再発防止検討委員会の最終報告を受け、記者会見する日本相撲協会の八角理事長=25日午後、東京都墨田区

 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は25日、第三者機関の暴力問題再発防止検討委員会の最終報告を受けて東京都内で記者会見し、「指導名目その他、いかなる暴力も許さない」などの文言からなる暴力決別宣言をした。再発防止策の方針として親方、力士への研修の実施や、コンプライアンス(法令順守)委員会の設置を掲げた。

 再発防止委は19日に報告書を公表し、昨年に暴力を受けたことがあると回答した協会員が5・2%いると指摘。師匠の資格の厳格化や、異なる部屋の力士同士による過度に親密な交際の禁止などを提言した。

 25日に開かれた評議員会でも提言について報告があった。


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