世界航空旅客、37年に82億人 IATA予想、アジアがけん引

北京国際空港で旅客機に乗り込む乗客たち=20日(UPI=共同)

 【ジュネーブ共同】国際航空運送協会(IATA)は25日までに、世界の航空旅客数が今後も順調に増えれば、20年後の2037年には82億人に倍増するとの予想を公表した。国別では現在2位の中国が首位、インドが3位に躍進するなど「アジアが成長のけん引役になるだろう」と指摘した。

 IATAによると、世界の航空旅客数は世界的な経済回復基調と、格安航空会社(LCC)の進出などで近年伸びが続き、17年には前年比7%増の41億人と、初めて40億人を突破した。

 アジアやアフリカ、中東では今後も年平均4%以上の増加が見込めると予測。世界全体の伸びを年平均3・5%と予想した。


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