タイ、タクシン派解党の恐れ 副首相が影響力調査要求

タイのタクシン元首相

 【バンコク共同】タイのプラウィット副首相兼国防相は22日、タクシン元首相を支持するタイ貢献党に対するタクシン氏の影響力を調査するよう選挙管理委員会に要請した。国外に住む者がタイ政党を支配することを禁じた政党法に触れる可能性があるとの理由。違反が認定されれば、来年に予定される総選挙を前にタイ貢献党は解党される恐れがある。23日付の英字紙バンコク・ポストが伝えた。

 タクシン氏は18日、香港での共同通信とのインタビューで、来年の総選挙に関し、多くの政治的発言をした。プラウィット氏はこれらの発言を根拠に、タクシン氏がタイ貢献党を実質的に支配しているとみている。


  • LINEで送る