2018年10月22日 21:35 | 無料公開
アマミトゲネズミの親(右)と、今年生まれた子(宮崎市フェニックス自然動物園提供)
宮崎市フェニックス自然動物園は22日、鹿児島県・奄美大島にすむ絶滅危惧種「アマミトゲネズミ」の繁殖に成功したと発表した。同園などによると世界初。今後の成育に配慮し、当面は一般公開をしないという。
同園は、奄美大島で昨年1月に捕獲した雄と雌を飼育し、繁殖を目指してきた。今年9月15日、生後1週間ほどとみられる子ネズミ3匹を、巣の中で確認。いずれも順調に育っている。今月6日にもう1匹生まれているのが見つかったが、数日後に死んだ。
環境省は同園と埼玉県こども動物自然公園(同県東松山市)、上野動物園(東京都)で、アマミトゲネズミの飼育と繁殖に取り組んでいる。