国際機関、海のプラごみ対策議論 行動計画策定を本格始動

 【ロンドン共同】国際海事機関(IMO)の海洋環境保護委員会が22日、ロンドンの本部で5日間の日程で始まった。期間中、国際的に関心が高まっているプラスチックごみによる海洋汚染対策を強化するため、アクションプラン(行動計画)策定の議論を本格的に開始する。

 船舶から海へのごみ排出は海洋汚染防止条約で禁止されている。海のプラスチックごみ問題が今年の先進7カ国首脳会議などでも議論される中、海運に関する国連専門機関が船舶からの排出を少しでも減らす検討に入る。

 4月の海洋環境保護委でも2020年を目標に行動計画を策定することで合意。各国提案の具体策の議論を始める。


  • LINEで送る