サウジ外相「遺体は知らない」 トルコが握る証拠恐れ沈黙か

国連総会で演説するジュベイル外相=9月28日、ニューヨーク(AP=共同)

 【ワシントン共同】サウジアラビア政府を批判してきたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が死亡した事件で、米メディアの取材に応じたサウジのジュベイル外相は21日、遺体がどこにあるかすら知らないと述べ、詳細に口を閉ざした。「殺害」の証拠を握るとされるトルコのエルドアン大統領が23日発表する声明を警戒しているもようだ。

 カショギ氏が2日、トルコ・イスタンブールの総領事館に入り行方不明になってから3週間近く。サウジ側は「カショギ氏は総領事館を出た」とする従来の説明を転換して死亡を認めたが、詳細を明らかにしていない。


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