荷物からアフリカ豚コレラ 新千歳、旅客のソーセージ

遺伝子検査でアフリカ豚コレラの陽性反応が出たソーセージ

 農林水産省は22日、中国から新千歳空港に入った旅客の荷物にあったソーセージから、日本では感染が報告されていないアフリカ豚コレラの陽性反応が出たと発表した。国内でウイルスの持ち込み事例が確認されたのは初で、防疫を徹底する方針だ。

 アフリカ豚コレラは従来の豚コレラよりも致死率が高く、有効なワクチンがないため危険度が高い。中国では今年、感染が確認されて拡大を続けるなど猛威を振るっており、日本への侵入が懸念されていた。

 農水省によると、今月1日に中国の北京から来た外国人の旅客が、法律で持ち込みが禁じられているソーセージを保有していた。


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