2018年10月19日 18:25 | 無料公開
9月26日、ニューヨークの国連本部で行われた核兵器禁止条約の署名・批准の式典(共同)
【ニューヨーク共同】昨年7月に採択された核兵器禁止条約を推進する国々が、各国に条約への批准を要請する国連総会決議案を初めてまとめたことが19日、分かった。発効には50カ国・地域の批准が必要だが、19にとどまっている。総会決議で批准を促し、早期発効につなげる狙い。
条約を強く拒否する米国など核兵器保有国や、米国から核の傘の提供を受ける日本が反対するのは確実。核禁止条約を巡る対立は深まる一方だ。
決議案はオーストリアが中心になってまとめた。2019年9月に始まる来期の国連総会で、批准状況をグテレス事務総長が報告することも要請した。