2018年10月19日 11:38 | 無料公開
GDP速報値を発表する中国国家統計局の報道官=19日、北京(共同)
【北京共同】中国国家統計局が19日発表した今年7〜9月期の国内総生産(GDP、速報値)は物価変動の影響を除く実質で前年同期比6・5%増だった。伸び率は今年4〜6月期から0・2ポイント低下し、リーマン・ショック後の2009年1〜3月期(6・4%)以来、約9年半ぶりの低水準となった。減速するのは2四半期連続。
中国政府が過剰債務などの金融リスクを抑制する政策を打ち出しているのを受け、固定資産投資の伸びが鈍化したほか、米国との間で激化する貿易摩擦の影響も広がり始めたもようだ。
1〜9月期の成長率は6・7%となり、通年の政府目標の6・5%前後は引き続き上回った。